お知らせ
人気修理

2016年02月20日
MUSTANG PASTE ~応用編~

こんにちは、谷口です。


さて本日は、先週の続き「マスタングペースト応用編」になります。


革の硬化

まずは革はどうして硬くなるのか?


皮を革にする鞣しの工程の中には加脂というものがあります。
加脂とは簡単に説明すると、革の繊維間に油分を入れ、繊維同士がくっつき硬化してしまうのを防ぐ効果があります。


しかし革は乾燥する際、水分と一緒に油分も抜けてしまいます。
すると、やはり革は繊維同士がくっつき硬化してしまいます。


レッドウィングのビンテージ(犬タグ以前)のブーツを買われた時にカチカチ過ぎて履けない!といった経験がないでしょうか?






実際、当店でもそういったブーツをお預かりする事が多いです。
それに対して僕達はマスタングペーストを手で揉みこむように使い、柔軟性を出しています。


さすがの浸透性でお客様からも驚きの声をよくお聞きします!


更に


硬化してしまった(乾燥した)革は摩擦に弱く、そのままの状態でステインリムーバーを使うとどうしても革を傷めてしまいます。
ですので予めマスタングペーストで油分を入れてあげ、摩擦を減らし革へのダメージを減らしてあげます


クッション的な役割ですかね!


更に更に


と、これだけでもマスタングペーストの魅力はあると思いますが、続きはまた来週紹介させていただきます!!  
Posted by BECKMAN at 00:05商品お手入れシューケア商品