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2017年10月05日
オイルアップ

こんにちは。
谷口です。


ブーツ季節ということで久しぶりにレッドウィングを履かれる方も多いかと思います。
ずっと保管しておく事で革が乾燥したりしているので、久しぶりに履く前にはオイルアップをしてあげて下さい。

という事で今日はオイルドレザーの基本的なお手入れの紹介です。



①汚れ落とし
BECKMANではステインリムーバーをオススメしています。
このステインリムーバーは水性の特性を生かし、革の奥まで浸透して汚れ古いクリームやオイルまでも取り除いてくれます。

汚れ落としは毎回する必要はありません。
使用頻度にもよるのですが、2〜3回のお手入れで1回くらいで構いません。




②オイル
今回は2種類紹介します。

まずはマスタングペースト

こちらはかなり浸透性の良いホースオイルになります。
その浸透性の良さから、ほとんど表面に残らず奥へ奥へと入っていきます。
ただ気を付けていただきたいのは、浸透性が良すぎる事で革に柔軟性を与え過ぎ、ワークブーツ特有のコシが無くなってしまいます
そしてこの無くなったコシは戻すことは出来ません
ですので毎回の使用はオススメしません。

特に乾燥が酷い時や革の硬化が激しい時にオススメします。


そしてブーツフィニッシュ

こちらは当店のオリジナル配合により作られたミンクオイルです。
市販されているミンクオイルではベタつきが強く浸透性が良くありません。
よく次の日にブラッシングといいますが、それほど置かないと浸透していきません。
このブーツフィニッシュは程よいベタつき程よい浸透性(コシが無くなるまで浸透しない)が特徴です。

放置時間は革の状態にもよりますが、3〜5時間ほどで十分です。

基本的にはベックマンではこのブーツフィニッシュでレッドウィングを仕上げております。
ただ、革の状態にも応じてマスタングペーストと併用して仕上げる事もあります。
イメージでいうと革の奥にマスタングペースト、中間層、表面にブーツフィニッシュといった感じです。

最後には豚毛or化繊のブラシでブラッシングでオイルアップ完了です!

大事に履けば何十年も履けるブーツです。
実際修理に出される方の中には、80〜90年代のものを現役で買われ今でも大事に履かれている方も多いです。
長く履けば履くほど愛着も湧いてきます。

是非皆さんも大切なブーツを永く履いてください!!

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Posted by BECKMAN at 00:18商品お手入れシューケア商品