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2016年03月05日
オイルドレザー

こんにちは、谷口です。



本日は、いや、今月は革の種類に合わせての手入れの仕方!というテーマで、金曜日担当 谷口が色々と説明させていただきます。


本日はやっぱりワークブーツということもありまして、オイルドレザー編です。


オイルドレザー



オイルドレザーとは?

まずはスムースレザーの説明をさせていただきます。
よく耳にするスムースレザーとは文字通り、スムース=なめらかな表面の革=スエードやヌバック等の凹凸のある素材以外の革の総称になります。
ですのでオイルドレザーもスムースレザーの一種になります。

どう違うかといいますと、単純に他のスムースレザーよりも油(オイル)を多く含んでいるレザーです。

オイルが多いと??

柔軟性がでる
撥水性がある
独特の(鈍い)光り
傷がつきにくい
よく言う"アジ"がでる

ホコリがつきやすい

という特徴があります。

そのオイルドレザーの手入れ方法は?

まずは先ほどオイルドレザーの特徴であげた"ホコリ"がつきやすい"ので、定期的に豚毛のブラシでブラッシングをして下さい。
革にも毛穴がありますので、その毛穴をホコリなどで塞いでしまわない事が大事です。
オイルドレザーなのに異様に光っている場合は毛穴が埋まってしまっている事を疑ってください。

光る=革の表面が何かで埋まってフラットの状態

その場合はステインリムーバーで汚れやオイルをとって通気性をよくし、再度オイルを入れてあげてください。
もちろん余分なオイルは豚毛のブラシでブラッシングして取り除いて下さい。

この工程を繰り返していましたらブラシに多少の油分がついてきます。
当店ではこの過程を"ブラシを育てる"と言っているのですが、育てたブラシでブラッシングするだけで、表面の乾燥を防いでくれます
普段の手入れはこのブラッシングだけで充分ですよ!

お手入れの間隔は?

人によって履く頻度も違いますのでなんとも言いにくいのですが、革が乾いてきたなーと思ったらオイルを入れてあげて下さい。
そのうち2、3回に一度ステインリムーバーでの掃除をしてあげるぐらいが、ステインリムーバーを使う目安です。(目立つ汚れがない場合)

あとは雨の日に履かれた次の日ですかね。
含んだ水分が抜けると同時に油分も抜けてしまいます
あと、同時に靴に溜まっている汗の成分も浮かび上がってきますので、この際はステインリムーバーで汗の成分も取り除いてあげてからのオイルをオススメします!

よく白いモノが靴に浮かび上がっていませんか?
溜まった汗や革の鞣し工程での落としきれてない塩分などが浮き出てしまう「塩浮き」という現象です。

ステインリムーバーは水性ですので、塩分も取り除いてくれ、塩浮きの予防にもなります。


話が逸れてしまいましたが、


オイルドレザーの手入れにはオイルをいれる

という簡単な話です!

ただし、オイルの入れ過ぎはワークブーツ特有の"コシ"がなくなったり、過剰なベタつきになってしまいますのでご注意下さい!!

次回は画像をふまえた説明をさせていただきます!


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Posted by BECKMAN at 00:05 │お手入れ