レッドウィング/Redwing専門修理のBECKMAN

こんにちは、谷口です。



本日は前回軽く紹介した「ヒラノブラシの値上げ」を再度紹介します。



前回載せていませんでしたが、値段は・・・


豚毛 ¥4,000→¥5,000+TAX
馬毛 ¥4,200→¥5,200+TAX

になります。


そうです。
結構上がるんです...

元々安くはない（高いといった方がいいですね...）ヒラノブラシの理由はこちらです。




という事でまず皆さんブラッシングしてますか？


オイルはある程度の時間を置いた後にブラッシングして余分なオイルをはじかないと、どんどん浸透してコシがなくなったり、過剰なオイルが酸化してベタつきが酷くなることもあります。



画像はブーツフィニッシュを2時間置いた後の状態です。
入りきっていないオイルが表面に残っていますね。
これをブラッシングで弾いてあげることが大切です！





少し分かりにくいですが余分なオイルが無くなっていますね。









ちなみにこの画像はベックマン店舗での仕上げで使用しているヒラノブラシと新品との比較画像です。


色がだいぶ変わっているのがわかります。
ブラシでオイルを弾くことによってブラシ自体にオイルが浸透していますね。
ここまできたらサッとブラッシングだけで埃落とし&多少のオイル浸透ができ、簡単に手入れが出来るようになるんです！


ベックマンでいう「ブラシを育てる」ですね。


もちろんヒラノブラシ以外でもいけるんですけど、回数を重ねて育てるので、浸透してきた頃にブラシの毛が抜けてヘタっていてはせっかく育ったブラシを使う事が出来ません。

それ以降も使用し続ける事の出来る程の"丈夫"なブラシである事が大事なんです。

これだけ使い込んでいてもヒラノブラシはさすがにしっかり毛が残っていますね。




今回紹介したのはオイルドレザー使用でしたがもちろんスムースレザーの靴クリームを弾く用にも使えますよ！

・豚毛

オイルドレザー　（ホコリ落し　ブラッシング）
スムースレザー　（ブラッシング）

・馬毛

スムースレザー　（ホコリ落し　仕上げ用ブラッシング）
コードバン　　　（ホコリ落し　ブラッシング）



この機会に"プロ仕様"のブラシ、オススメです。