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2020年07月21日
「カビ」の話

こんにちは。



今年はカビ対策がキーワードになりそうです。
昨日も書きましたが、それくらい多いです。





グッドイヤー製法では中底(インソール)とMIDソールの間に、画像のようなコルクが敷き詰められています。
確認し辛いのですが、粒が大きくて隙間ができているのがレッドウイング純正コルクの特徴です。
そしてこの隙間で生じる空気もクッションの役目を果たしているんですね。

ですが!!
この隙間が湿気を生み出しているのも事実で、ここがカビの発生源だったりもします。
中底やウェルト付近からのカビを見つけたら、高い確率でこのコルク層からカビが生えています
そして、ここで発生しているカビを除去するためにはソールとMIDソールを剥がす必要があります。
ソールが残っていても、一度剥がさないといけなくて、もちろん剥がしたソールの再利用は不可能です…。


また、お店によっては「カビは洗ったら大丈夫」というアナウンスで受注しているところもあると聞きます。
これは絶対にNGです!!
表面のカビは一時的に消えても根っこは残りますし、何よりも、もしコルク層にカビ菌が潜んでいる場合はエサを与える事になるんですよ。

ネットでよく書かれているエタノールも表面を荒れさせてしまい、後々湿気を吸いやすい革に変えてしまうので控えましょう。


とにかく、生やさない努力が大事かと、今年は特に感じております。

・下駄箱・靴箱は控えて空気が流れる場所に保管。もしくは空気を流してあげる。
・カビが生えていなくてもモールドクリーナーで予防。
シューツリー乾燥剤を使用。
・リスキーですが、短時間の日光浴。


上記がすぐに思い浮かんだ対策案になります。
是非トライしてみてください!!



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タグ :カビ

Posted by BECKMAN at 00:00靴修理その他商品