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2017年08月09日
オロレガシー

こんにちは。
谷口です。


本日は数年前にリリースされたオロレガシーのお手入れになります。

オロレガシー

「オロレガシー」

1996年当時のオロイジナル・レザー、もっとさかのぼれば1950年代のオロラセット・レザーの美しいオレンジがかったブラウンを再現すべく開発された上質のオイルド・フルグレイン・レザー。
表面加工を一切行わず、原皮そのものにある傷跡やムラをあえて残して染め上げるという当時と同じ伝統の製法を貫いています。
常に均一な色合いに染め上げるのが非常に難しく、原皮そのものにある傷跡、ムラなどの表情が見えやすくなる為、一般的な革靴の製造にはあまり用いられていません。
しかしレッドウィング社では、多少の傷跡、色ムラやその他の原皮の表情が現われる事を承知で、そうした難しさのあるレザーをあえて再現しました。
また使用する革の部位によって1足1足個体差がより見られるのもこの革の特徴です。

簡単に言えば、個体差の無い靴を大量に作るため革の色や製法を変えてきたものを昔の個体差の出る製法で作った靴!ということです。
昔のレッドウィングは1足1足個体差がありそれがイイ!って方も多いですし。
触ってみると、革らしい革といった感じがして雰囲気はとても好きです。

そんなオロレガシーのお手入れはいつものオイルドレザーと同じで問題ありませんが、革の性質上均一にオイルが入らずムラになってしまう可能性があります。
が、それがオロレガシーです。


お手入れ

まずは定番のステインリムーバーによる汚れ落としです。

オロレガシー

しっとりとマットな質感という事も有りホコリをキャッチしやすいのでステインリムーバーで汚れや古いオイルをしっかり取り除きます。
※ステインリムーバーはお手入れの度に使う必要は無く2、3回のお手入れで1回、又は汚れが目立つ時にして下さい。


次にブーツフィニッシュを塗り込みます。

オロレガシー

元々しっとりした革でホコリをキャッチしやすいので、ベタッとせずサラッとした仕上がりが好みでしたらマスタングペーストやビーズエイジングオイルでも問題ありません。
革の状態にもよりますが、3時間程してから豚毛のブラシブラッシングしていただければお手入れ完了です。

飾り気の無いオイルドレザーのエイジングを楽しんで下さい!


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